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2020.05.25
在校生
第51回毎日・DAS学生デザイン賞に本校学生が入賞・入選しました
一般社団法人総合デザイナー協会主催のDAS学生デザイン賞 大学生の部は、大学(短大・大学院)、高等専門学校、専修学校専門課程の在学生が対象の年度末に行われるデザインコンペティションで今年で51回目を迎えます。
応募作品のテーマは自由ですが、在学中制作のものに限られ、未発表創作のものに限ります。(但し学内での発表は可)本校では毎年、先生方からの推薦があった進級制作と卒業制作で挑戦しています。
全国から大勢の学生が参加したこのコンペで、本校学生がトップの賞である「金の卵賞」と各部門での入選に選ばれました。
学内だけの評価ではなく、学外での評価は学生にとっても自信となり、次に飛躍する起爆剤となることでしょう。
受賞した皆さん、おめでとうございます。
受賞者及び受賞作品は下記の通りです。
【第51回毎日・DAS学生デザイン賞 大学生の部】
●金の卵賞 <プロダクト部門>
夜間部 産業デザイン学科 プロダクト専攻 2年 大隅 優依 ※2020年3月卒業
作品タイトル:スコップ
【作品コンセント】
現在子どもたちが通う小学校では、年間を通して各科目内で防災に関する教育と、年に数回、警察・消防・地域住民を交えた総合防災訓練が実施されている。しかしそれらは強制的で尚且つ一時的なものとなっているように思う。勿論命を守るためには強制的であるべきだが、大人についていくだけでは子どもたちが新たな気づきを得られる機会が少ないのではないかと考える。とはいえ、災害を経験したことがない子どもたちが防災に興味を持つのだろうか。これらの問題、課題から防災を学びながら、組み立て並べるなどして体を動かす遊びを取り入れたスコップを提案する。
このスコップでは「防災訓練をしたい」と子どもたち自らの意思で防災に取り組むことが目的である。いつでも防災に触れられるものが身近にあることで、普段から慣れておく。これにより災害発生時には身につけた知識で自分たちの身を守るだけでなく、学校に避難してきた親や地域住民たちをリードすることができるのではないかと考える。
<グラフィック部門>入選
夜間部 コトづく学科 グラフィック専攻1年 屋根下 千晶 ※現在2年
作品タイトル:Mitas-食べられる包装の食品ブランディング-
【作品コンセプト】
実は、私たちは1年間に約 250g ものプラスチックを体内に摂取しています。しかし、プラスチックを減らす生活は一般的に手間がかかって面倒なものではないでしょうか。
そこで、手間がいらずエコなもので、プラスチックを食べているという気づきを与えられる、包装ごと食べられる商品を展開する食品ブランド 、Mitas(ミタス)を制作しました。今回は、第一弾として海外から注目されていて健康にもよく需要の高いお味噌汁を制作しました。食べられる包装紙の中に、フリーズドライのお味噌汁が入っており、袋のまま器に入れお湯を注いで完成する簡単で便利なインスタント味噌汁です。
<プロダクト部門>入選
夜間部 産業デザイン学科 プロダクト専攻1年 小林 由季 ※現在2年
作品タイトル:琵琶湖と葦と人
【作品コンセプト】
琵琶湖に生息している葦を利用した葦産業が衰退している様子を、実際にフィールドワークを行ったことで目の当たりにし、その状況が少しでも改善出来ないかと考え、取り組んだ。
<イラスト部門>入選
昼間部 ビジュアルクリエイターコース2年 篠原 温子 ※2020年3月修了
作品タイトル:しっちゃか めっちゃか ええやんか
【作品コンセプト】
多様性を受け入れざるをえない現代社会。多すぎる情報に振り回され、ストレスを感じている人はたくさんいるだろう。だからこそ、生身の自分自身で実際に触れたり感じることが、未知のものに対する不安やストレスを取り除き、『おたがいさま』の精神で他者を受け入れるための一歩になる。
そのことを、これからの社会で生きていく子供たちと、情報の洪水と多様化の波の中で息苦しさや不安を感じている大人たちに感じ取って欲しくて、この絵本を制作した。
<空間デザイン部門>入選
夜間部 産業デザイン特別選択学科 インテリア専攻2年 野間口 喜彦※2020年3月卒業
(産業デザイン特別選択学科は2019年4月よりモノづく学科へ学科名が変更されています。)
作品タイトル:水の廻廊
【作品コンセプト】
大阪は水のと言われ、世界的にも珍しい水路に囲まれている都市です。
現在は観光、イベント等で利用されてていますが人の生活に深くかかわり自然としての水、資源としての水として水路を使い水の廻廊として使い住み続けられる街を提案します。
2020年5月25日(月)毎日新聞 夕刊に受賞した記事が掲載されました。