インテリアデザイナーに求められるのは、新たな価値を創出し具現化する空間構築力。社会が求める多様な要求への問題解決のために、空間という専門性を越え、デザイン領域をクロスオーバーする思考と解決手法を核に、暮らしと営みに新しい価値をつくりだします。空間設計での問題解決だけではなく、新しい価値(使用・経済・社会)や業態、営みの方法構築力を養う「インテリア専攻」。住宅・環境・建築・商業施設・空間プランニング会社で活躍するインテリアデザイナーを育成します。
インテリアデザインって?
建築空間には新しい価値を演出するプランが必要だ。
2011年グッドデザイン賞に選ばれた、京都リサーチパーク「KRP9号館」。デジタルな環境に包まれがちなビジネス空間を、布や木、ガラスの素材を用いて京都を感じさせるデザインに仕上げられています。
湯沸し室は、登り庭に向かって配置されたオープンカウンターが印象的な、光と息吹を感じながら一息つけるリフレッシュ空間。2~3人が入れるゆとりが確保され、カウンター越しにコミュニケーションがはずむ設計になっています。
京都リサーチパーク:https://www.krp.co.jp/
※このデザイン作品は「THE GOOD DESIGN」の一例として、京都リサーチパーク株式会社の許可を得て掲載しています。
めざせる職業
- インテリアデザイナー
- インテリアプランナー
- ストアプランナー
- 福祉住環境コーディネーター
- オフィスプランナー
- 空間デザイナー
- パーサー
- 3D・CADデザイナー
- ハウジングアドバイザー ほか
生かせる才能
インテリア専攻は、インテリアや住居空間のデザインに興味がある人、また空間演出に興味がある人に向いています。またインテリアデザイナーには、現場で多くの人と関わりながら施工するためコミュニケーション能力が求められ、「新業態開発」「リノベーション」「領域をクロスオーバーする思考」が必要となってきます。
関連する資格
- インテリアプランナー
- インテリアコーディネーター
- インテリア設計士
- 商業施設士
- 福祉住環境コーディネーター検定試験
- CAD利用技術者試験 ほか
インテリアで学べる科目
建築製図
VectorWorks等のCADで行う製図、及び図面を書きながら空間を考えられるスキルを学びます。
環境デザイン演習
空間的な関係、時間的な関係、社会的な関係など関係をデザインすることを軸にその関係性の課題を解決する手段を思考するデザインを学びます。
3Dモデリング
Rhinocerosを使い、3Dソフトでのモデリングやプロトタイピングするスキルを学びます。
このほか、特長ある科目でしっかりと実力をつけます。
卒業必須単位
- ■専門課程 ビジュアルデザイン学科 インテリア専攻(2年間)
- 54単位(共通科目35単位+専門科目13単位+キャリアプログラム6単位)
- ■職業実践専門課程 コトづくり学科 インテリア専攻(2年間)
- 70単位(共通科目35単位+専門科目13単位+思考メソッド科目16単位+キャリアプログラム6単位)
※課程ごとの昼間部・夜間部の卒業必須単位は同じです。